10月24~26日のポルト旅行、グルメもなかなか充実していました。今年3月にリスボンを訪ねた際にはガイドブックでのポルトガル料理の評価が高かったため期待値を上げ過ぎ、少し肩透かしを食らった感もあったのですが、今回は「ポルトガル料理=ソコソコ」ときちんと認識していたので、相応に楽しむことができました。
それでは、今回の料理たちを紹介します。
まずこちら、カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ。訳すと、豚肉とアサリのアレンテージョ風、だそう。パプリカのペーストで味付けした豚肉とアサリを炒め、コリアンダーとレモン汁で仕上げた料理です。豚肉とアサリの組み合わせって今まであまり出会ったことがなく、最初「?」と思いましたが、食べてみると全く違和感ありませんでした。旨いです。そして特筆すべきはスープ。具そのものももちろん美味しかったのですが、豚、アサリ、野菜のダシがたっぷり出て旨みたっぷりのスープ、実に素晴らしかったです。少し酸味があったのも良いアクセント。付け合せのパンを浸し、きれいにさらってしまいました。
こちらも同じく煮込み料理、牛肉、ベーコン、野菜のシチューです。見た目にはかなりボリューミーですが、味付けがシンプルで、意外とペロリといってしまいます。「素材の味で勝負!」といったようなキャッチフレーズが似合う素朴な料理で、なかなか美味しくいただけました。ところで、この料理はレグアの飾り気のない庶民的なレストランで食べたのですが、店内には観光客は皆無で地元の人のみ。恐らくポルトガル人は普段こういったシンプルな料理を食べているに違いないと勝手に納得し、少し嬉しく思ったのでした。
続いてこちらは3月にリスボンでも食べたポルトガルB級グルメの筆頭格、フランゴ・アサード、ローストチキンです。塩コショウで味付けした鶏を炭火でしっかりと焼き上げる、これまた至ってシンプルな料理。単純なだけに当たり外れもありませんが、慣れ親しんだ味であり、落ち着いて食べられました。まあ、旨いです。
最後にこちらは、エビとヒヨコ豆をパプリカベースのスープで煮込んだ料理。別皿で出てくるライスに少しずつかけながらいただきます。エビのダシがしっかりと出ていて悪くはないのですが、かなり塩味が効いていて、次第にしつこく感じられるようになってしまいました。また、終盤ではヒヨコ豆がスープに溶け込んでかなり重たくなり、徐々に箸が進むスピードが遅くなっていったのでした。うーん、この料理はもう食べなくていいかなあ。
以上が今回のポルトガル料理ですが、そういえば値段についても言及しなければなりません。物価の安いポルトガルにあっては、料理ももちろん格安です。観光客向けのみに営業している店でない限り、ビールかワインを2、3杯飲んで、料理1品たのんで、1,000円以内で収まります。素晴らしい!
アレンテージョ風の煮込みとっても美味しそう!
レモンとコリアンダーの組み合わせ大好き。
海老とひよこ豆の煮込みも気になりますが、
塩味が強かったんだねー。
地元の方が食べている料理興味深く拝見しました。
投稿情報: hitsuji | 2009-11-08 11:12
ビール飲んで、1,000円以下でこの料理を食べれるのはすごい。東京じゃ、ビール2杯でそのぐらいいっちゃうしね。
シンプルそうだけど、とても美味しそうですね。
投稿情報: R.Kamada | 2009-11-08 19:32
豚肉とアサリのアレンテージョ風
この組み合わせ食べたことないです。
旨みたっぷりのスープおいしそう!
作ってみます~♪
投稿情報: JUN | 2009-11-09 01:37
どれも、美味しそうですね!
特に、豚肉とアサリのアレンテージョ風。
レモンが爽やかで美味しそう!
見た目にも日本人に合いそうな感じ。
投稿情報: Nathalie | 2009-11-09 22:59
>hitsujiさん
見た目にもカルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナは綺麗だよね。
美味しかったです。
ポルトガル料理、全体的に塩分は濃い目な気がしました。
そういえば日本でポルトガル料理屋に行ったことないなあ。
学生時代に松涛にあるのは知っていて、前を何度も通ったことはあったんだけれど、高そうで入れなかった・・・。
投稿情報: Shibuya | 2009-11-13 05:57
>R.Kamadaさん
先輩だとビール5、6杯は軽いので、どれだけ安い居酒屋で飲んでも軽く5,000円はいってしまうといったところでしょうか。
まずはロンドンにお越しになって、そして一緒にポルトガルでも行きますか!
投稿情報: Shibuya | 2009-11-13 06:02
>JUNちゃん
作ろうって思うところがすごいなー。
僕も触発されて、やってみようかな・・・。
投稿情報: Shibuya | 2009-11-13 06:04
>Nathalieさん
カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナはレモン、そしてコリアンダーがやっぱり決め手です。
日本人も絶対気に入る味のはず!
投稿情報: Shibuya | 2009-11-13 06:05
>学生時代に松涛にあるのは知っていて、前を何度も通ったことはあったんだけれど、高そうで入れなかった・・・。
あるよねー。
今でもそこの前をよく通りますが、いまだ未訪です。高そうだよね。
投稿情報: hitsuji | 2009-11-13 10:32
わたし、ポルトガル料理は、食べたことないかもしれません。
でも、カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ
とっても、美味しそうですね。
友達がブラジル人の知り合いから
ブラジル料理を紹介してもらったらしく、
絶賛していて、近々行くんですけど
すごいボリュームらしいです。笑
お腹空かして来てね。と言われました。
食べたことありますか?
投稿情報: japako | 2009-11-14 23:52
>hitsujiさん
お、今でもあるんだ!
どんな料理出すのか実は興味津々。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13005216/
そこまで高くないみたいだ。
投稿情報: Shibuya | 2009-11-15 19:47
>japakoさん
ブラジルといえば・・・、僕はシュラスコしか食べたことがありません。
肉の串焼きなわけですから、当然ボリュームはとてつもないですよ。
投稿情報: Shibuya | 2009-11-15 19:50